これまでのM&Aニュース(2017年05月)

2017年5月10日

大林組〈1802〉、大林道路〈1896〉を公開買付けにより完全子会社化

株式会社大林組は、大林道路株式会社の普通株式を公開買付けにより取得することを決議した。

大林組は、現在大林道路の普通株式を18,746,521株(所油割合41.67%)を所有しており、連結子会社としている。本決議は、大林道路を完全子会社とすることを目的としている。

大林組は、建設事業、不動産事業及びその他事業を展開しており、一方、大林道路は、舗装工事、土木工事建築工事などの請負並びにこれらに関連する事業であり、そのほか製品(アスファルト合材)の製造・販売および再生砕石の製造・販売等の事業活動を展開している。
両社は、グループとしてこれまでも長年にわたり技術・人材交流や建築外構工事、土木工事取引を通じた連携強化に取り組んでいる。
現在、大林組を取り巻く事業環境は、オリンピック関連施設、首都圏の大型再開発や国土強靭化に向けたインフラ維持更新等、大林組が力を発揮できる分野の建設需要が、当面堅調に推移すると考えられるものの、人口減少を背景に長期的には国内建設事業の拡大は見込みにくい状況である。
このような事業環境の変化の中で、中長期的な収益向上を実現するため、建設事業におけるPFI事業への進出や、メガソーラー工事等の民間顧客への営業強化と、環境分野への技術開発促進を図るとともに、アルファルト合材ほかの製造・販売事業における更なる事業強化が必要となるが、連結子会社である大林道路が上場を維持しつつ経済環境の変化に迅速に対応し、相互のシナジーを図る為に施策を実行することは困難になりつつある。
今回の大林道路を完全子会社化することは、グループ経営の自由度の向上に資すると判断されることに加え、大林道路の更なるコンプライアンスの強化に繋がり、グループ経営基盤の強化およびグループ全体の事業効率の向上のために非常に有益であるため、本決議に至った。

これにより、建設事業の一体運営により全体最適化を図り、大林組の技術力、財務力を生かした強化なグループ経営の実践により、グループ全体の収益力を向上させるとしている。
加えて、両社が連携して土木、舗装工事のICT施工機械をはじめとする効果的な技術開発や人材の確保・育成を進めることにより、生産力をさらに向上させ、両社の全校の営業情報を集約し有効活用することで、グループ全体の競争力を強化するとしている。
また、ノウハウを共有して、大林道路の小規模建設事業の強化を図るとともに、PFI事業の等の新たな事業への取り組みにより、グループの収益基盤の多様化を一層推進するとしている。

公開買付開始広告費:2017年5月11日
届出当初の買付等の期間:2017年5月11日から2017年6月21日迄
買付金額:24,668,468,880円(26,243,052株@940円)
買付け後における株券等所有割合:100.0%

〈取得する会社の概要〉
会社:大林道路株式会社
所在地:東京都千代田区猿楽町
事業内容:舗装工事、土木工事、建築工事等の請負ならびにこれらに関する事業、その他
資本金:6,293百万円
上場証券取引所:東京証券取引所 市場第1部(証券コード1896)
発行済株式数:46,818,807株

〈当該会社の概要〉
会社名:株式会社大林組
所在地:東京都港区港南
事業内容:国内外建設工事、地域開発・都市開発・その他建設に関する事業、及びこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほか
資本金:577.52億円
上場証券取引所:東京証券取引所 市場第1部、福岡証券取引所(証券コード1802)
発行済株式数:721,509,646株