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2017年4月28日

ジェイテクト〈6473〉、富士機工〈7260〉を公開買付けにより完全子会社化

株式会社ジェイテクトは、富士機工株式会社の普通株式を公開買付けにより取得することを決議した。

これに伴い、富士機工は東京証券取引所の上場廃止基準に従い、所定の手続きを経て上場廃止となる可能性がある。

富士機工は、自動車業界向けにステアリングコラム部品、シート部品、パワートレイン部品の製造・販売の事業を展開しており、ステアリングコラムについてはジェイテクトのステアリングにおける主要部品ということもあり、両社は、お互いに重要なビジネスパートナーとして、2001年5月に「ステアリングコラム事業に関する資本・業務提携契約」を締結しており、この資本業務提携関係に基づき、従来から密接な関係を構築している。
加えてジェイテクトは、2003年3月および2004年11月に富士機工の株式を引受け、現在17,760,000株(所有割合33.49%)を所有しており、富士機工を持分法適用関連会社としている。

両社の取り巻く外部環境は、世界の自動車市場において新興国を中心とした自動車需要拡大による自動車生産台数の増加に伴い、自動車部品の需要増加も見込まれており、自動車業界においては、安全運転支援システム・自動走行システム等の次世代技術への対応を背景に、自動車部品に求められている機能はさらに高度化、複雑化する一方、グローバルな競争に勝ち残るべく、低コストでの製品提供を実現することも重要となっている
また、主要顧客である自動車メーカーの需要動向に柔軟かつ迅速に対応できるよう、生産効率をさらに高める必要がある他、顧客の生産・調達・開発といったサプライチェーンのグローバル化への対応を求められている。
このような状況下において、ジェイテクトグループとしての事業競争力をさらに高めていくことが必要であるとの認識に至り、両社は、更なるグループ経営の推進による事業強化や経営の合理化等、諸施策について、協議・検討を重ねた結果、子会社化の決議に至った。

これにより、生産・調達ラインの効率化によるコストダウンや富士機工の事業・運営体制を十分に活かしつつ協働関係をより強固にすることで、システム対応力の強化、開発体制の効率化と先端技術の開発強化、マーケティング活動における連携と顧客基盤の強化・拡大のような相乗効果が期待され、両社の更なる収益基盤と事業競争力強化に繋がるとしている。

買付け等後における株券等所有割合:100.0%
買付代金:26,102,253,100円(35,273,315株@740円)

〈取得する会社の概要〉
会社名:富士機工株式会社
所在地:静岡県湖西市鷲津
事業内容:機械および器具類の製造、加工および修理ならびに販売
資本金:5,985百万円

〈当該会社の概要〉
会社名:株式会社ジェイテクト
所在地:大阪市中央区南船場
事業内容:ステアリングシステム、軸受、駆動部品、工作機械、電子制御機器などの製造・販売
資本金:45,591 百万円 (平成28年9月現在)
上場証券取引所:東京証券取引所 市場第1部、名古屋証券取引所 市場第1部(証券コード6473)
発行済株式数:343,286千株


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