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2017年4月13日

総合商社の興和、丸榮〈8245〉の普通株式を公開買付けにより取得

興和株式会社は、株式会社丸榮の普通株式を公開買付により取得することを決定した。

興和は、丸榮の普通株式を89,977,408株(所有割合69.31%)を所有し、丸榮を連結子会社としている。
丸榮は、人件費削減や早期退職特別優遇支援措置、及び継続的な売場体制の整備と販促イベントの充実をはじめとする営業諸施の実施と、事業構造改革の実施をしてきた。
また、これらの構造改革を迅速かつ効果的に実現するための安定的な資金を確保のため、2008年、2010年に、興和による出資を経て、興和の連結子会社となり、また、その後も興和からの融資も受けてきた。
しかしながら、上記のような諸施策によっても当社の事業構造改革は十分な成果を上げることはできず、加えて、丸榮グループの主たる事業分野である百貨店業界を取り巻く事業環境は、ここ数年の収益を下支えしていた訪日外国人の国内消費の停滞、主力である衣料品の不振の継続等、今後もより一層厳しい状況が続くものと認識している。
興和は、2008年より丸榮の増資を引き受けること等により丸榮グループの企業価値向上を支援してきたが、今後も厳しい経営状況が継続する見込みであることから、丸榮においてさらに踏み込んだ抜本的な事業の構造改革を実行することが急務であるとの認識に至り、本決議に至った。

これにより、百貨店事業について、自社の社員を用いて自ら運営・販売する店舗を中心に構成する自社運営型の百貨店事業から、集客力ある外部テナントがその社員を用いて運営・販売する店舗を中心に構成するテナント型の百貨店事業への転換を行う。
テナント型の百貨店事業への転換後は、百貨店運営のための人員が削減による人件費その他の運営経費を削減、他方でテナント店舗の増加に伴う継続的な賃料収益の拡大による、短期的な売上高の増減による当社の業績への悪影響を抑制、丸榮の収益構造の大幅な転換・改善が期待できるとしている。
加えて、集客力の高い外部テナントが出店することにより丸榮の百貨店全体への集客を、今後も丸榮が継続して運営する自社売場の売上げへと拡大できるものとしている。

届出当初の買付け等の期間:2017年4月13日~2017年5月29日
買付予定数:39,840,977株@128円
決済の開始日:2017年6月5日

<取得する会社の概要>
会社名:株式会社丸榮
所在地:名古屋市中区栄
事業内容:百貨店事業、不動産賃貸業等
資本金:9,937,638,728円

〈当該会社の概要〉
会社名:興和株式会社
所在地:愛知県名古屋市中区錦
事業内容:生活関連事業、産業関連事業、医療事業、環境・省エネ事業、不動産事業及び百貨店事業等
資本金:3,840百万円(平成28 年9月30 日現在)


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