資金繰り危機の和菓子屋を完全異業種の会社が救済したM&A事例

譲渡会社:X社

事業内容
和菓子製造業
エリア
非公開
売上規模
非公開

譲受会社:A社

事業内容
小売業
エリア
関西地方
売上規模
非公開

当社の関わり方

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背景・売手オーナー様の課題

X社は代々続く老舗企業であり、長年味と品質を追求してきたことで、業界内でも大きな存在感を示している。業容拡大に伴い、大口取引先に対する取引量が増えていくに従い、近年では全取引高の半数以上のシェアを占める状態にまでなっていた。

転機は数年前。大口取引先の取引が打ち切られた。売上高は約1/4まで激減し、急激な資金繰りの悪化に直面した。次第に取引先への支払い遅れや従業員の給料遅配なども発生。業界内では信用不安が生じ、取引量が減少したことで、資金繰りの悪化に更なる拍車をかけた。

不動産等の資産も売却して返済に充てたが、それでも、取引先への支払いが困難となり、再建に協力してもらえるスポンサー探しを開始することになった。

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M&Aの進め方、成約のポイント

買手候補選定の基本方針

  • 資金繰りの状況から早急に買手候補先を見つける必要性があった(数週間以内)。
  • 一方で、X社は業界内で知名度の高く、打診する先も限られていた。

A社を選定した理由

  • 潤沢な資金を持つ企業であり、取引先との信頼関係を再構築できる企業であった。
  • 近年X社と同業種の企業を買収しており、事業シナジーが見込める企業であった。
  • 滞納していた費用を返済できる条件を唯一提示してくれた。
  • 不安を抱える従業員に配慮し、最大限の手当てをしてくれた。
  • A社の優良取引先に対する拡販を期待できる。

成約のポイント

  • 同業に打診しづらい状況において、異業種でも事業理解があったこと。
  • 潤沢な資金力をバックに、X社の再建に対して最大限の協力姿勢を貫いたこと。
  • 非常に短い期間の中、迅速な経営判断がなされたこと。

成果・効果

会社の再生

  • A社の資本参加により、潤沢な資金を背景に設備投資・販路拡大を実施。売上高の増加。
  • 信用が回復され、通常どおりの取引が再開された。