実績・事例紹介

海外人事コンサルティング

海外事業拡大における組織人事戦略の策定と実施

精密機械製造業/E社
社員数:約600名

背景・課題

  • 中国に2つの生産拠点、シンガポールとシカゴ、アムステルダムに販売拠点がある
  • 最近、競合との競争が激化し、ローカル人材の獲得競争も熾烈になってきた
  • 同一社員が何度も海外赴任する状態が続いている
  • 駐在員の処遇が行き当たりばったりとなっている
  • 海外事業の更なる拡大を目指し、国内外の人材マネジメントを強化したいと考えている

検討プロセス

  • 経営層、海外事業担当役員などにヒアリングを実施し、全事業における海外事業の位置づけを把握した
  • 海外拠点の組織人材管理、駐在員処遇に関する資料、データを検証、不明点、疑問点に関して追加でヒアリングを行なった
  • 海外拠点や駐在員処遇に関して会社側が把握している過去のインシデント(労務、税務上の問題など)に関して詳細を聞く
  • 上記で入手した情報をG-Check(グローバル度チェックツール)を使って分析、当該企業のグローバル度を検証し、必要実施事項リストを作成した

実施事項

  • 上記の調査により、下記の課題が判明
    • ①.海外拠点が設立されて10年近くが経つにも関わらず、グローバル施策は属人的な対応しかされていなかったこともあり、「グローバルレベル」は、「オペレーション計画期」にとどまっていた。
      (G-Checkでは、グローバル段階は、6つに分類されており、初期から「参入計画期」、「オペレーション計画期」、「オペレーション構築期」、「自立初期」、「自立期」、「マルチナショナル期」となっている)
    • ②.海外事業に関しては、各製品事業部が個別に対応しており、業務に無駄が生じていた
    • ③.海外事業の専門部署が無く、ノウハウが蓄積しにくい体制になっていた
  • 課題に対する対策は以下の通り
    • ①.G-Checkをベースに関係者間でディスカッション(YBCがファシリテーション)を実施。このプロセスにより、海外進出に関する社内認識の統一がされ、ToDoリストが作成された
    • ②.各部署の担当者からなる「海外事業組織人材ワーキンググループ」を発足し、それまで各部署に個別に蓄積されていたノウハウを収集し、その後、整理、修正(慣習上行っていたが不要な手続きや非効率なプロセスがあったため是正した)して体系化した
    • ③.海外事業組織人材ワーキンググループにある程度ノウハウが蓄積し、人材が育ってきたところで、専門部署に移行した

結果・成果

  • 自社のグローバル進捗度が客観的に把握でき、次のステージに向けて取らなくてはならないアクションが明確になった
  • 組織人材施策上の課題がクリアになり、緊急度と重要度に従って優先順位を決め対処している
  • 専門部署を設立したものの、社内だけではノウハウのアップデートが難しいため、外部機関と契約し支援を得た。同時に、外部から経験者を雇い社内の人員を育成している